活動紹介


無形文化遺産を育む身体技法の発掘・再評価の取り組み

地域に伝えられた芸能や武芸には共通した体のつかい方が見られます。たとえば「床の上に多様な姿勢で座る」、「腰を落とした姿勢を保つ」、「地面を蹴らずに歩く」といったものです。北文研では、これらの身体技法の発掘や再評価が地域の無形文化遺産の持続・発展のために不可欠であると考え、その取り組みを行っています。

 

古流居合、復興の取り組み

弘前には江戸時代、地元の武士たちが流派を越えて稽古していたという居合が伝わっています。この居合は刃渡り約1mという長い刀を使用してフキョという座法を基本にしているのが特徴です。北文研では林崎新夢想流居合の復興プロジェクトを武術研究稽古会 修武堂と共同で進めています。

 

各種プログラムの実施

地域に伝えられた芸能や武芸などの一般向けの体験会や学習プログラムの実施を行っています。

 

無形文化遺産の調査、記録、伝承用教材の作成など

芸能や武芸の記録撮影、分析、伝承用教材の開発・作成などを行っています。各技術の記録だけでなく、伝承者の方々への聴き取りや、具体的な方法の記録など、対象の文化の活動が休止した場合でも将来の復元作業に対応できるような内容づくりを心掛けています。

 

物品販売

民俗芸能や古流武術に関する用具や資料など。